2008年6月1日、京華時報によれば、世界銀行主任エコノミストに就任した林毅夫（リン・イーフー）氏が5月31日、北京大学中国経済研究センターの主任教授として同大学のMBA卒業式に出席。この日を最後に、世界銀行での活動のため、林氏も正式に北京大学を離れることになった。

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林氏は、5月に初旬には大学を去る予定になっていたが、「学生のために、せめて今学期の授業はやり遂げたい」として大学に残り、精力的に授業を続けた。例年ではMBAの卒業式は6月に行われていたが、期限一杯の5月31日に繰り上げられた。

卒業式が行われる北京大学100周年記念講堂に、林氏は各教授らとともにアカデミックガウンを身にまとって登場。800人を超す卒業生から拍手とともに迎えられた。一教員として林氏がスピーチを終えると、学生の間からは拍手が止まらず、林氏も壇上で何度も学生に感謝するように頭を下げた。卒業証書を、卒業生1人1人に手渡し、式後も卒業生たちとの記念撮影に快く応じて、当日午後の出国までの間、別れを惜しんだという。（翻訳・編集/岡田）