2008年6月2日、中国の人気オーディション番組「快楽男声」出身の男性アイドル歌手、ウェイ・チェン（魏晨）が、四川大地震の犠牲者を悼む「全国哀悼日」の先月21日、半旗を掲げるチベット・ポタラ宮前で不謹慎な写真を撮ったとして大問題となり、自身のブログで謝罪する騒ぎがあった。武漢市の「荊楚網」が伝えた。

【その他の写真】

先月19日〜21日の「全国哀悼日」には、中国全土で娯楽施設が休業になるなど、国民は一斉に服喪。普段は「赤」が基調のインターネットサイトは、「黒」に変わっていた。そんな中、真っ赤な服を着たウェイは友人とポタラ宮を観光し、お笑いタレント顔負けの「おバカな」ポーズをとりながら記念写真。この写真はあっという間にネット上に広まり、大きな騒ぎに発展した。これを受けてウェイ本人が2日、自身のブログで「謝罪」のコメントを発表。「深く反省しています」と陳謝した。

ウェイは86年生まれ。四川音楽学院・川音通俗音楽学院の3年生に在学中、テレビのオーディション番組で3位に入賞し、アルバム「楽天派」でデビューした。（翻訳・編集/NN）