2008年6月3日、広州日報によれば、17日、中国人のアメリカ旅行が正式に解禁される。一部の旅行会社では、アメリカツアーに人気が殺到しているという。

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2007年12月、米中の間で「中国人アメリカツアーに対する便宜についての備忘録」」が取り交わされ、約半年間の準備期間を経て、5月15日、中国の国家旅游局と米商務省が6月17日から、団体ツアーによるアメリカ旅行が可能となると発表された。

アメリカ旅行が解禁されることが発表されると、各旅行会社に申し込みが殺到。北京では中国青年旅行社と中国国際旅行社がツアー第一陣を共同企画、上海では上海国際旅行社がツアーを企画し、広東でも広東中国旅行社がツアーを企画しており、6月17日に各都市から同時にツアー第一陣が出発することになっている。現在、広州市内の各旅行会社が企画しているアメリカツアー料金はおおむね2万元（約30万円）となっているという。

しかし問題も指摘されている。ある専門家によれば、観光ツアーのADSビザ（団体観光ビザ）申請手続きは具体的な取り決めが定まっておらず、一部の観光客は個人旅行として申請しなければならない場合もあるという。また、ある業界関係者は、ビザの発給拒否が多いことがアメリカ旅行の最大の障壁だと指摘している。（翻訳・編集/岡田）