2008年6月4日、人気アイドル歌手のウェイ・チェン（魏晨）が、「全国哀悼日」に半旗を掲げたチベット・ポタラ宮前で「おバカ写真」を撮って大問題となり、謝罪に追い込まれた事件で、新たに「所属事務所によるやらせ」疑惑が浮上した。「華商報」が伝えた。

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ウェイは、四川大地震の犠牲者を悼む「全国哀悼日」の先月21日、中国全土が喪に服す中、真っ赤なパーカーに身を包み、半旗を掲げるポタラ宮の前で友人と「おバカポーズ」の記念撮影。この写真がネット上に流出し、「不謹慎だ」と大騒ぎに。女優・シャロン・ストーンの「四川大地震はカルマ（業）」発言と並ぶ問題行為だと非難が殺到した。その後、事態を収拾するためウェイ本人がブログで謝罪コメントを発表。だが、「形だけの謝罪」と再びバッシングに遭う。

そこへ、写真流出は事務所のやらせでは？という疑惑が浮上した。写真の流出元は、ウェイと記念写真を撮った友人のタン・ポン（譚鵬）。タンは先月30日、突如1年ぶりにブログを更新しこの写真を掲載。これが瞬く間に広まった。だが、写真をアップして数分後には削除されていたことが分かっており、一連の動きが「不自然だ」と疑問の声が噴出。「ウェイは過去にもやらせ事件を起こしていた」と指摘するユーザーも現れた。

ウェイのマネージャーは2日、電話取材に応じ、「やらせ疑惑」を否定。「本人が謝ったんだから、もう終わりにしてほしい」と述べただけで、「これ以上、話す必要はない」と固く口を閉ざしたという。（翻訳・編集/NN）