Record China 2008年6月7日(土) 11時4分
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6月5日の報道によると、ネットで四川大地震の被災地からの帰り道の消防隊員に「高速道路料金所係員が嫌がらせをした」という書き込みがあり、陜西省政府が調査に乗り出す事態に。写真は消毒が行われている四川省都江堰市の成灌高速道路料金所。
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2008年6月5日、西部網の報道によると、ネット上で四川大地震の被災地からの帰り道の消防隊員に「高速道路料金所係員が嫌がらせをした」という書き込みがあり、陜西省政府が調査に乗り出す事態になった。
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この書き込みの内容は「5月22日、救援活動を終え、帰還途中だった消防隊員が料金所を通過しようとした際、係員は通過を拒否した上、故意に誤った道順を指示した。結局、消防隊員らは善意で案内を申し出た車の誘導の下、3時間以上走って、違う料金所から高速道路に入ることができた」というもの。
このスレッドができると、すぐに反響があり、係員を処罰するよう要望が殺到するなど6500余りの書き込みがあった。陝西省交通庁はこの“騒動”を重視、すぐに調査に乗り出した。
事情を聴かれた料金所の係員は、「被災地への円滑な車の流れを確保するため、現在この料金所では大型車両は被災地へ向かう車両のみ通過を許可している。当日、この消防車が被災地からの帰り道の車両であることがわかったため、規則により通過できないことを伝えた上、地図を渡して通過可能な近くの料金所までの道順を教えた」と弁明。また、「この際、双方とも非常に冷静で、言い争いはなかった」と答えた。
また、消防隊員側もトラブルを否定し、「係員を攻撃するつもりはない。我々は陜西省で現地の人々から歓迎を受け、感激した。係員は職務を遂行しただけで、過ちはない。ただ我々は係員の態度と責任感に『失望』を味わっただけだ」などと述べた。
調査にあたった陝西省関係者は、こうした調査結果から、ネットの書き込みのような悪意のある争いごとはなく、「消防隊員が救援活動により疲労困憊した状況で、料金所に拒絶されたと感じ、失望感を味わった」と判断。隊員らに謝罪した上で、被災地での奮闘などに敬意を表したい、としている。(翻訳・編集/YY)
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