希少資源は「民族の生命線」、厳しい輸出規制が必要―中国メディア

Record China    2008年6月12日(木) 8時19分

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10日、中国経済網は中国が日本をはじめとする先進国にとって必要不可欠な希少資源の宝庫であると紹介、資源は「民族の生命線」だとして輸出を厳しく規制するべきだと訴えた。写真は武漢製鉄集団の工場。

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2008年6月10日、中国経済網は、中国が日本をはじめとする先進国にとって必要不可欠な希少資源の宝庫であると紹介、資源は「民族の生命線」だとして輸出を厳しく規制するべきだと訴えた。

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雑誌「観察と思考」は日本と韓国がそれぞれ今年2月、3月に希少資源獲得を目指す戦略を発表したことを伝えた。計画でリストアップされた資源は日本と韓国でほぼ一致しており、資源獲得をめぐる先進国の争いが激化していることがうかがえる。

日本、韓国、そしてアメリカなど先進国が必要としている希少資源の多くは中国が輸出している。中国はハイテク産業及び軍事産業には欠かせないレアメタル、レアアースの宝庫で、レアアースの埋蔵量は世界の88%に達する。2005年のレアアース輸出額は3億1000万ドル(約332億円)。輸出先トップは日本で1億8000万ドル(約193億円)、2位はアメリカで3000万ドル(約32億円)となっている。

近年、中国政府は発掘権を次々と認可したため、各地方は目先の利益から乱開発に走っている。このため資源価格は低水準にとどまり、また中国国内で全く加工されないまま輸出されている。再生不可能な戦略物資であるレアメタルなど希少資源は国家の宝であり、中華民族の発展と生存を支える生命線であるため、輸出を厳格に管理し、決して緩和するべきではないと提言している。(翻訳・編集/KT)

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