<四川大地震>貴重な無形文化遺産、1万件が被災―中国

Record China    2008年6月13日(金) 3時44分

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11日、中国文化部が四川大地震による無形文化遺産の被害状況について発表した。写真は北川チャン族自治県の被災地。

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2008年6月11日、中国新聞網の報道によると、中国文化部が四川大地震による無形文化遺産の被害状況について発表した。

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今回の地震で最も被害が大きかった四川省の北川チャン族自治県、[シ文]川(ぶんせん)県、茂県はチベット族、チャン族などの少数民族の居住地。中国唯一のチャン族自治県である北川チャン族自治県は地震により廃墟となり、チャン族に伝わる無形文化財とその関連資料が全て埋まってしまった。

四川省全体では、無形文化財1万件近く、映像資料1000件近く、無形文化財をテーマとした博物館4館、民族博物館11館等が被害を受けた。また、陝西省でも政府による無形文化遺産保護プロジェクトの対象となっている漢劇など、無形文化遺産と関連資料、合わせて12件が影響を受けている。

文化部は被災地における文化保護活動をすでに開始。現在、専門家が資料を収集し、現地専門家と意見交換を行っており、今後チャン族文化保護区の設立に着手する。再建計画では有形・無形の文化遺産博物館の計画、建設を共に重視。また、地震による破壊が特に大きかった場所に新しく博物館を建設し、文化遺産の保護及び無形文化遺産の伝承活動を支援する予定だという。(翻訳・編集/YY)

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