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<四川大地震>乳児9人に母乳を提供した「お母さん警官」、破格の大抜擢―江油市

Record China    2008年6月17日(火) 6時1分

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16日、四川大地震の発生後、被災した乳幼児に自分の母乳を提供し続け、「お母さん警官」として一躍有名になった女性警官・蒋暁娟さんが、この功績が認められ江油市公安局の副政治委員に抜擢された。写真は都江堰市の避難キャンプ。

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2008年6月16日、「四川新聞網」の報道によると、四川大地震の発生後、被災した乳幼児に自分の母乳を提供し続け、「お母さん警官」として一躍有名になった女性警官・蒋暁娟(ジアン・シャオジュエン)さん(29才)が、この功績が認められ江油市公安局の副政治委員に抜擢された。

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蒋さんは江油市公安局で働くごく普通の警察官。地震発生後、生後6か月になったばかりの自分の子供を両親に預け、救援活動の第一線で活躍していた。

被災後の混乱が続く中、母親を失った乳幼児が口にできる食物はなく、ほとんど水だけという状態だった。ちょうどまだ授乳期だった蒋さんは、そんな子達を目の前にして「餓死させるわけにはいかない。一人の母親として見過ごすことはできない」と、何のためらいもなく自分の母乳の提供を申し出て、生後2か月から6か月までの乳幼児合計9人の面倒を見たという。

この様子が報道された後、ネット上では「お母さん警官」というニックネームを付けられ、多くの賞賛を集めた。

蒋さんは当時の行動について「母性本能がそうさせただけ。何も特別なことはしてません」と大きな注目を集めたことに戸惑いを見せ、副政治委員に抜擢された件に関しては「自分にできることをしただけで、私より苦労している警察官はたくさんいます」と謙虚に語っている。(翻訳・編集/HA)

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