「気分落ち込んだ」、ピーター・チャン監督が映画「投名状」を後悔―上海市

Record China    2008年6月17日(火) 21時56分

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2008年6月16日、第11回「上海国際映画祭」で映画フォーラム「発現中国電影資本市場」が行われ、ピーター・チャン監督らが出席した。

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2008年6月16日、開催中の第11回「上海国際映画祭」で、映画フォーラム「発現中国電影資本市場」が行われ、ピーター・チャン(陳可辛)監督、映画プロデューサーのハン・サンピン(韓三平)氏らが出席した。羊城晩報が伝えた。

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昨年は映画「投名状」が大ヒットし、中国国内における国産映画興行収益のトップを獲得したチャン監督。しかし、この日のフォーラムでは、「クランクアップ以降、長いこと気分が落ち込んでいた」と驚きの発言が。

映画「投名状」は、アンディ・ラウ(劉徳華)、ジェット・リー金城武が共演した歴史アクション大作。「君さえいれば」「ラブソング」「ウィンター・ソング」など、チャン監督のロマンチック作品を望むファンからは、「投名状」の残虐シーンに不評が集まっていた。

“気分の落ち込み”について、チャン監督は、「観客のために大作を撮らなくてはいけないし、監督が自分の意思でテーマを選ぶのは不可能。『投名状』は僕が撮りたい内容じゃなかったけど、投資サイドや市場のニーズというプレッシャーに押されて、ああなってしまった。その結果、最終的に気分が落ち込んでしまった」と説明。「今後は妥協をやめ、元の正しい道に戻したい」と話していた。

またチャン監督は、著名監督による時代劇の大作映画が市場シェアの7割以上を占める現状を、「正常じゃない」と指摘。海外に売り込むことや、外国人の反応を意識しすぎていると述べ、「このままでは中国の観客に向けたサービスができない」と話していた。(翻訳・編集/Mathilda

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