2008年6月17日、国際サッカー連盟(FIFA)は中国代表の孫継海(スン・ジーハイ)選手に公式戦5試合出場停止の処分を下した。このまま代表引退となる可能性が高いという。中国新聞社が伝えた。

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6月7日、サッカーワールドカップアジア3次予選中国対カタール戦で、ベンチの孫選手は審判を罵倒したとして退場処分となった。17日、FIFAより正式な処分が通知されたが、公式戦5試合出場停止という大方の想像以上に厳しい処分となった。この出場停止には親善試合が含まれないため、復帰は来年以降となる。

1977年生まれの孫選手は17歳でプロデビュー。左右のサイドバック、中盤もこなすユーティリティープレーヤーとして活躍した。2002年からは英プレミアリーグのマンチェスターシティでプレーし、アジア最高のディフェンダーとの呼び声も高い。そのルックスから「無敵王子」とよばれ女性ファンを魅了してきた孫選手だが、すでに30歳とベテランの域に達している。

ワールドカップを逃した中国代表が次に目指すのは2011年のアジアカップ。それまでトップレベルを維持するのは難しいことから、今回の出場停止が代表引退となる可能性が高いという。（翻訳・編集/KT）