Record China 2008年6月18日(水) 15時37分
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18日、連日中国南部を暴風雨が直撃しているが、広東省では農作物への被害が28万6000haに及んでいる。雨が降りつづけた場合、南部での早稲の収穫は見込めない可能性もある。写真は12日の広東省清遠市。
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2008年6月18日、中国経済網によると、連日中国南部を暴風雨が直撃しているが、広東省では農作物への被害が28万6000haに及んでいる。広西チワン族自治区でも被害は甚大で約39万9000haが被害を受け、6万2000ha分の作物が失われた。雨がこのまま降りつづけた場合、南部では早稲の収穫が見込めないという危機的な状況も発生しうるという。
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広東省で平均的に収穫される農作物は1400万t前後。今回の暴風雨の被害により、9万tの減産が見込まれている。1400万tという収穫量から見ると、9tはわずかなもの。しかし、雨がさらに続くと楽観視できない状況になる。
広東省農業科学院水稲研究所によると、稲が栄養を蓄える時期の雨は作物に大きな影響はない。しかし、7月は刈り入れの時期となり、豊富な日光が必要になる。この時期に雨が続くと状況は一変するという。ただ、広東省の早稲は加工食品に用いられるもので、直接消費者に大きな影響があるわけではないようだ。
一方、雨の影響で野菜の値段も上がっている。広東省内では平均して3割から5割の価格上昇が見込まれるほどだ。専門家によると、天気の影響で野菜の収穫量は2割程度減る計算だが、天気が好転すれば価格は10数日で元に戻るという。(翻訳・編集/小坂)
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