2008年6月18日、英フィナンシャルタイムズは、「中国国有大手の中国工商銀行と中国建設銀行が提出した米支店開設申請に関し、米連邦準備制度理事会（FRB）は承認を当面見合わせる方針を決めた」と報じた。17日付で中国証券網が伝えた。

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同紙によると、FRBは、中国の政府系ファンドの中国投資有限責任公司が2行の最終的な筆頭株主であることに難色を示しているもよう。

2行は、中国人民銀行（中央銀行）の投資部門である中央匯金投資有限公司を筆頭株主に持ち、中央匯金投資は中国投資が07年に設立された際、その傘下に入った。

FRBは過去に中国の銀行の米国での支店設立申請を却下した経緯があるが、リスク管理の弱さとマネーロンダリングの危険性が存在するというのがその理由で、株主に関する指摘はなかった。（翻訳・編集/HI）