2016年、中国の若年富裕層が1億人以上に―カード会社調査

Record China    2008年6月18日(水) 19時44分

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17日、マスターカードが行った調査で、2016年には中国本土の富裕層の若年化が進み、その数は1億1700万人に達した。その動かす金額も3377億ドルに達すると予想された。写真は国内各地のブランド店。

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マスターカードのアジア太平洋地域首席経済顧問の王月魂博士が行った調査研究によれば、2016年には中国本土の富裕層の若年化が進み、その数は1億1700万人に達し、その動かす金額も3377億ドル(約36兆4000億円)に達すると予想された。2008年6月17日、人民網が伝えた。

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同調査によれば、中国本土の若年消費者には2つの発展傾向があるという。1つは独身またはディンクス(DINKS)を選択する傾向。調査では、若年消費者は独身・ディンクスと10歳以下の子供を持つ若い夫婦に分類されているが、2016年、中国では2億3400万人の若年消費者が独身またはディンクスとなることを希望するとみられ、年平均1.1%の速さで増加していくという。一方、10歳以下の子供を持つ若い夫婦は2006年の9730万人から2016年には1億600万人に増え、年平均3.4%の速さで増加するものの、総人口では独身・ディンクスのほうが多いのだという。

もう1つの傾向はレジャー観光、ハイテク製品、自動車、グルメ、ショッピングへの支出を惜しまないということだという。2006年、若年富裕層の観光消費額は689億ドル(約7兆4000億円)、自動車、ハイテク製品では668億ドル(約7兆2000億円)だったが、2016年にはそれぞれ871億ドル(約9兆4000億円)、846億ドル(約9兆1000億円)にまで増加すると予測されている。10歳以下の子供を持つ若い夫婦でも同様の傾向があるという。

調査研究を行った王博士は、若い消費者にとって消費行為は一種の自己表現だと指摘し、また、経済発展を遂げる中国に生まれたことを象徴するように、高い教育を受け、個性や理想を求め、楽観的でありながら旧社会と急速な発展の狭間で軋轢を感じながら成長した層だとしている。(翻訳・編集/岡田)

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