<四川大地震>被災村で食事断れなかった警官を処罰、村人は撤回を嘆願―四川省

Record China    2008年6月21日(土) 9時45分

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6月20日の報道によると、四川大地震の被災地である茂県で3人の武装警察官が、村人から食事を提供されたことが部隊の規則に抵触し、処罰されていたことが分かった。村人は撤回を嘆願している。写真は同県の被災地。

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2008年6月20日、新華網の報道によると、四川大地震の被災地である茂県で、救援活動を行っていた武装警察官3人が、村人から食事を提供されたことが部隊の規則に抵触し、処罰されていたことが分かった。3人は規則違反を認識していたが断り切れなかったという。

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武装警察重慶総隊に所属する3人の警察官は、同県内のある村で3日続けて村人の家屋修復を手伝っていた。それだけでなく、村人の子供に鞄や果物をプレゼントするなど交流を深めていた。村人は警察官の親切に対し、感謝の気持ちを示そうと、食事を提供しようとしたが、3人はこれを固辞。部隊の規則で食事は携帯した食料と水のみと決められていたためだが、3日目、ついに断り切れず、村人の提供した食事に口をつけてしまった。代わりに、飲食代として30元を渡した。

3人が部隊に戻り、活動報告をした際、この件が露見。規則違反として処罰されることになった。この知らせを聞いた村人は、感謝の気持ちがかえってあだになったと、3人を救うため、署名を集め、処罰撤回を嘆願。しかし、警察側は「部隊の規律のため、撤回には応じられない」としている。

3人の村での救援活動が終了し、所属する中隊が現地を離れる際、村人が見送りに集まった。家を直してもらった村人が感謝の気持ちがつづられた手紙を手渡すという感動的なシーンもあったという。(翻訳・編集/岡田)

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