2008年6月26日、先月より中国南部を襲っている豪雨の影響で、珠江や西江流域では洪水の被害が頻発しているが、貴州省では洪水被害によって43人が犠牲になり、あわせて270万人が被災している。新華社の報道。

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貴州省洪水・干ばつ予防指揮部の統計によると、先月1日から現在までの間に、同省内では52県の270万人が被災、うち43人が死亡、12人が行方不明となっており、倒壊家屋も8238軒に達している。

事態を重く見た貴州省委員会と省政府は、現地の党委員会と提携して被災地の住民を避難させるなど救援活動に乗り出している。また、1000万元(約1億5000万円)を投入して農業施設や農業生産体制の回復に努めている。

また、省内を流れる河川の状況については、比較的大きな都柳江や榕江が一時的に危険水位を超えた以外は、基本的に洪水などのリスクは予想されていない。洪水を引き起こしているのは被災地区の中小河川がほとんどと見られている。(翻訳・編集/愛玉)