早期発展の弊害か?経済構造、社会環境での遅れ明らかに―広東省

Record China    2008年7月3日(木) 9時0分

拡大

2008年6月30日、広東省社会科学院、広東省省情研究センターは同省の経済、社会環境に関する報告書を発表した。投資面では優位を保っているものの、経済面及び社会面での遅れが目立つという。写真は北京市の金融街。

(1 / 5 枚)

2008年6月30日、広東省社会科学院、広東省省情研究センターは同省の経済、社会環境に関する報告書を発表した。投資面では優位を保っているものの、経済面及び社会面での遅れが目立つという。深セン新聞網が伝えた。

その他の写真

同報告書によると広東省の投資環境は中国の省市のなかでも上位に位置し、特に市場規模、市場化の進展、対外開放では上海市に次ぐ2位につけている。また交通、通信インフラの整備でも上位につけた。最も早く改革開放に参入した蓄積がうかがえる結果となった。

一方、早期に発展した弊害も無視し得ないものとなっている。広東省には技術レベルの低い労働集約型製造業が多く、経済構造及び経済水準の面で北京市、上海市、天津市の3直轄市に大きな遅れを採っている。また一人当たり耕地面積、水資源量などの資源環境、教育、医療、経済格差などの社会環境では下位に低迷した。省内の地域構造に目を向けると、地域間格差が大きいことが特徴。珠江デルタ地域を除けば全国平均を下回る経済レベルにあり、問題が突出している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携