Record China 2008年7月4日(金) 12時50分
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7月2日、雑誌「小康」が調査を行い、8割以上の人が金持ちに対して悪いイメージを持っていることがわかった。主な原因は金持ちの言動にあるという。写真はブランド店オープン初日に殺到する南京市民。
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2008年7月2日、中国共産党系の雑誌「小康」によると、同誌が大手ポータルサイト「新浪網」と共同で「中国富人(金持ち)イメージ調査」を行った。その調査結果から、8割以上の人が金持ちに対して悪いイメージを持っていることがわかった。
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調査対象は6033人で、「金持ちには人間的な感情が欠けている」と感じている人は31.43%、「金持ちの生活は贅沢で、貧乏人を見下している」と感じている人は30.33%、「金持ちは利益を得るためには手段を選ばない」と感じている人は27.05%だった。一方、金持ちに対して好意的な見方をしている人は約600人で、1割程度にとどまっており、80.39%の人が金持ちに対して悪いイメージを持っていることがわかった。
調査からは、人々が金持ちに対して悪いイメージを抱く理由も明らかになった。金持ちには人間的な感情が欠けているとする人が約3分の1を占めているように、多くの人が「悪いことをしなければ金持ちになどなれるはずがない」と見ており、官民の癒着、談合なども悪いイメージを助長している。また、四川大地震における一部の実業家の態度も、悪いイメージを形づくる一因になったという。中国の代表的な不動産会社の代表者である王石(ワン・シー)氏などが、震災の義援金について社会的風潮に反する発言をしたことで、大衆から強い反感を買っている。
調査結果から、人々の金持ちに対する悪いイメージは、「金持ちだから」ではなく、金持ちの言動に対して感じる不満がゆえのものであり、また、大きな格差から感じる不公平感によるものだということが明らかになったという。(翻訳・編集/岡田)
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