草原面積、毎年150万haずつ減少―中国

Record China    2008年7月5日(土) 9時2分

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3日、中国内モンゴル自治区フフホト市で開催された草地・草原研究に関する国際学会で、中国の草原面積が地球温暖化などの影響で毎年およそ150万haずつ減少していると発表された。写真はチベット自治区北部のチャンタン草原。

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2008年7月3日、中国内モンゴル自治区フフホト市で開催された草地・草原研究に関する国際学会で、中国の草原面積は地球温暖化などの影響で毎年およそ150万haずつ減少していることが発表された。新華社通信(電子版)が伝えた。

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6月29日から7月5日までフフホト市で開催される、「2008年世界草地大会と世界草原大会の合同会議」(IGC-IRC2008)で、中国の専門家が、急速に進む中国の草原面積の減少について報告を行った。それによると、中国北方の草原面積はこの100年で大幅に減少し、北に200km、西に100km縮まった。ここ数年は、毎年およそ150万haずつ減少しているという。

中国の草原面積は現在およそ4億haで全国土の41.7%を占め、森林面積の2.5倍、耕地面積の3.2倍となっている。当局は85年、放牧の制限などが盛り込まれた「草原法」を施行したが、地球温暖化による降雨量の減少、火災やネズミ・害虫の被害、人口増加などが原因で、「草原面積の減少に歯止めは掛かっていない」と報告された。(翻訳・編集/NN)

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