2008年7月4日、韓国紙・朝鮮日報は「G8からG13へ、参加国拡大なるか」との記事を掲載、日本はアジア唯一のG8加盟国という立場を守るため、中国の新規加盟に反対していると報じた。5日、環球時報が伝えた。

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現在、G8のメンバーは米国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、、カナダ、ロシアの8か国。同紙によると、英仏はこれに中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカの5か国を加えることを提案している。拡大論に「否定的」とされ反対の姿勢とみられているのが日本で、国際影響力の低下を不安視してのものだという。洞爺湖サミットで議長国を務める日本は韓国、オーストラリア、インドネシアをオブザーバーとして招待したが、これも拡大論を牽制する狙いがあると同日報は英紙報道を引用して解説している。

地球温暖化問題など先進国のみでは解決不可能な問題が浮上し、また中国など発展途上国の経済力、国際的地位は向上しているとしてG8拡大派の声は高まる一方だ。しかしブラジルやインドなどは正式メンバーとなれば重い義務を負うことになるとして加盟に慎重姿勢を示していることもあり、拡大問題は容易には決着しないと見られる。（翻訳・編集/KT）