<中華経済>原油の輸入税還付制度を撤廃か、石油企業に打撃―中国

Record China    2008年7月8日(火) 10時13分

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7日、中国政府が中国石油最大手の中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ、CNPC)の原油輸入に対する税還付を7月1日から撤廃した。

2008年6月7日、5日付明報によると、中国政府が中国石油最大手の中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ、CNPC)の原油輸入に対する税還付を7月1日から撤廃した。ペトロチャイナの関係者が明らかにした。ただし、石油製品の輸入に係る税還付については第3四半期(4−6月)以降も継続するという。

税還付は、中国政府による石油製品価格統制に伴う石油企業の精製部門の赤字を補てんするための措置。財政部は4月、原油輸入に係る税率17%を徴収後、うち75%を還付するとの政府の補助措置を決め、同時に第2四半期(4−6月)の石油製品の輸入に係る17%の税をすべて還付することを決定した。

今回の税還付の撤廃は6月20日から石油製品の価格を引き上げたことが要因だとされるが、石油企業にとっては大きな打撃。中国石油化工集団公司(シノペック)の関係者は、「撤廃の話は聞いていない」とした上で、実施された場合、原油輸入の税還付額は石油製品の還付に比べケタ違いに多く、影響は大きいと述べた。市場ではシノペックの第2四半期での税還付額は輸入原油分が200億元を超え、石油製品分の10倍以上に達したとみている。(翻訳・編集/KS)

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