大干ばつ、34万人の飲み水が被害―湖南省

Record China    2008年7月9日(水) 16時47分

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湖南省での広い範囲に及ぶ干ばつは、今週降り続いた雨で一部緩和が見られたが、34万人の飲料水に被害が出ており、なお楽観視できない状況が続く。写真は07年8月、干ばつの被害にあった湖南省長沙市。

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2008年7月8日、湖南省での広い範囲に及ぶ干ばつについて、洪水・干ばつ対策指揮部は数日来、雨が続いたため、局地的に被害は緩和されたが、省内ではなお34万人の飲料水に被害が出ており、解決にはいたっていないと発表した。9日付で長沙晩報が伝えた。

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省の発表データによると、今年7月8日までの平均降雨量は711mmで、例年と比べ、19%少ない。貯水量では約220万か所の貯水関連施設を合計しても114.41億立方メートルで、やはり例年と比べ約14%少ない。省北部を中心に発生した干ばつは「歴史上稀に見るもの」で、「今週降り続いた雨でも状況に変化はない」と専門家は語る。

さらに、長沙をはじめ8市・州での被害が甚大で、48県市780の村落に被害が出ているという。また、325万ムー(約3万2千ha)の農地に被害が出ており、34万人及び家畜12万頭以上の飲み水に被害が出ている。280の貯水池、1万4千か所の池から水が消え、520の河川が干上がっているという。

湖南省政府は、農業生産と飲料水の問題を中心に対策を始めた。目下、76万人を投入し、16万人及び家畜6万2千頭の飲料水の問題を解決した。気象台によると、7月の降水量はまだ少なく、後半には気温も上がるため、農作物への被害はさらに広がると見ている。(翻訳・編集/小坂)

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