10万人の干ばつ被災者、27台の専用列車で出稼ぎに―新疆烏魯木斉

Record China    2006年8月22日(火) 12時5分

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棉摘みの仕事をするため、専用列車で新疆にやって来た人々。

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2006年8月20日の夜10時頃、重慶(じゅうけい)市万州(ワンチャオ)を出発した棉摘み専用列車が、新疆(しんきょう)烏魯木斉(うるむち)駅に到着した。今年重慶(じゅうけい)市を襲った特大干ばつの影響により、郊外の農村部では農作物が全滅する事態となっている。被災地域の住民が生計を立てていけるようにするため、重慶市政府では鉄道部の協力の下、彼らを出稼ぎ者として新疆へ送り出す専用列車27台を用意した。新疆は中国有数の棉の産地であるが、機械化が進んでおらず人手が足りないため、毎年周辺省からの多くの労働力を必要としている。この棉摘み専用列車は8月17日から9月5日まで運行を続け、およそ10万人を輸送する計画となっている。新疆到着後、人々はおよそ2カ月の間棉摘みをして働き、1人あたり平均2000元(約3万円)の収入を得ることができるという。

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