駐韓大使に強硬派のハリス氏、異例人事は文大統領への不信感?―中国メディア

Record China    2018年4月26日(木) 11時40分

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米国のトランプ政権がハリー・ハリス太平洋軍司令官を駐韓大使に指名する方針だと報じられた。この異例人事は「文大統領への不信感によるのでは」との見方もある。写真はソウルの米国大使館。

2018年4月26日、環球網によると、米国トランプ政権がハリー・ハリス太平洋軍司令官を駐韓大使に指名する方針だと報じられた。

ハリス氏は2月に駐豪大使に指名され、米国上院の承認を待っている状態だったが、北朝鮮の非核化に向けた協議が本格化する前に空席のままだった駐韓大使を決めておく必要性に迫られたとみられる。

ハリス氏は日系人初の米海軍大将で、湾岸戦争やアフガニスタン紛争、イラク戦争など数々の戦場を経験したほか、日本やバーレーン、イタリアなど海外駐在経験も豊富だ。

また、中国や北朝鮮に対して強硬的な見解を持つ人物だとされ、緊張が緩和しつつある朝鮮半島情勢に不確定要素をもたらす可能性もあり、韓国ではこの人事を不安視する人が少なくないという。

韓国のネット上では、「米朝首脳会談を前にこうした人事を決めるのは、北朝鮮に対する強烈な圧力に他ならない」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する不信感から出た人事ではないか」などのコメントが書き込まれているという。

文化日報や京郷新聞などの韓国メディアはハリス氏の駐韓大使への指名について、「クリントン政権以来の極めて異例な人事だ」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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