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7月8日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で中国警察はイスラム原理主義勢力15人が潜むアジトを摘発、発砲し5人を射殺、2人を負傷させた。五輪を目前に控えての摘発劇は各国メディアの注目を集めている。写真は対テロ演習中の国境警備隊。
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2008年7月8日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で中国警察はイスラム原理主義勢力15人が潜むアジトを摘発、刃物で抵抗され警官1人が負傷したため発砲し5人を射殺した。負傷した2人を含む10人を逮捕している。五輪を目前に控えての摘発劇は各国メディアの注目を集めている。11日、東方網が伝えた。
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中国当局の発表によると、摘発されたテロリストはウイグル独立を目指すイスラム教原理主義組織・イスラム解放党(ヒズブアッタハリル)の関係者。アジトとなっていたアパートからは30本以上の刃物が回収された。今年5月に漢民族の女性を殺害した容疑がかけられている。
東トルキスタン独立勢力だけではなく、チベット独立勢力、法輪功などテロを起こす可能性のある組織は中国国内に複数あると見られ、中国政府は警戒を強めている。警察、軍を大動員しての北京市警備は五輪会場付近にミサイル車両を配備するほどの物々しさで世界的な注目を集めている。一方で治安強化が少数民族の弾圧につながる懸念も指摘されている。(翻訳・編集/KT)
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