山村の手作り「五輪」、子どもらの笑顔はじける―河南省衛輝市

Record China    2008年7月16日(水) 5時46分

拡大

11日、河南省衛輝市の山村で手作りの「オリンピック運動会」が開催された。同村の小学校で教育活動を行っている新郷医学院三全学院の学生たちが主催。手作りの競技場で、子どもたちは真剣に競技に臨み、歓声と拍手が山間をこだました。

(1 / 13 枚)

2008年7月11日、「オリンピック運動会」が河南省衛輝市の正面村完全小学校で開かれた。これは、新郷医学院三全学院の大学生が山村の子どもたちのために開いた。

その他の写真

正面村は周りを山に囲まれた僻地。新郷医学院三全学院の16人の学生は、その知識と情熱を持って、こうした僻地の子どもたちに奥深い山の向こうの世界を伝えようと努力してきた。独自の教育プログラムの下、子どもたちのために、音楽、英語、芸術鑑賞、地理、歴史といった多数の課程を行い、教育活動を行ってきた。今回は、体力・技能向上のための訓練プログラムによる、同小オリジナルの「オリンピック運動会」を開催し、「より高く、より速く、より強く」のオリンピック精神を山村の子どもたちに伝えた。

午前、校鐘が鳴り響き、小3の児童が「聖火」を持って入場、現場には歓声と拍手が沸き起こった。山村五輪の開幕式プログラムは本物と同じく豊富。入場式、国旗掲揚、審判宣誓、選手宣誓、聖火点灯などが整然と行われ、子どもたちひとりひとりはまじめで厳粛な態度で臨んだ。

競技場は、学生と小学生による手作り。一緒に石を拾ってきて、競技コースを作り、その隣には国旗、五輪マークの図柄も作った。丸い石で代用した砲丸投げ、小川に風船をつけた縄を引っ張り、コースロープに見たてたプールでの競泳、なわとび、幅跳び、二人三脚…。子どもたちの「オリンピック」は簡単で素朴はあったが、集まった人々の歓声、応援、笑い声はその日、山間をこだました。(翻訳・編集/MK)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携