<中華経済>人民元3年で21%上昇、外貨準備高は減少―中国

Record China    2008年7月23日(水) 21時36分

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22日付新聞晨報によると、中国が人民元相場の切り上げを実施した05年7月21日から丸3年を迎えた21日、大方の取引を終える午後5時30分時点の銀行間取引レートは1米ドル6.873−309元となり、3年間の上昇率は21%に達した。写真は中国人民銀行本部。

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2008年7月22日、22日付新聞晨報によると、中国が人民元相場の切り上げを実施した05年7月21日から丸3年を迎えた21日、大方の取引を終える午後5時30分(現地時間)時点の銀行間取引レートは1米ドル6.873−309元となり、3年間の上昇率は21%に達した。

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インフレ対策の一環として当局が人民元の上昇を容認しているため、08年以降は上げ足を速め、年初からの上昇率は7%に達した。ただ専門家は「人民元高は中国の外貨準備高に大きな圧力となっている」と指摘する。

中国人民銀行(中央銀行)が15日に発表した統計によると、中国の外貨準備高は1兆8088億米ドル。その8、9割が米ドル建てであるとも言われており、そうした場合、人民元の上昇により1カ月で約300億米ドルが目減りしている計算となる。

また、中国の外貨準備高のうち2000億米ドルは、政府系ファンドである中国投資有限責任公司が海外で運用しているが、その運用実績にも不安の声が挙がっている。

例えば10%を保有する投資ファンドのブラックストーン・グループの株価は18日現在で17.29米ドルと取得時の株価と比べ41%下落。12億4800万米ドルの含み損を計上している。(翻訳・編集/HI)

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