2008年7月21日、国営テレビ・中央電視台の報道によると、北京五輪を目前とした中国にも、競泳における「スピード社水着問題」が波及したようだ。中国代表チームも、話題のスピード社製「レーザーレーサー」を着用して五輪に臨むと発表した。中国新聞社の報道。

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中国、日本のみならず世界中で話題をさらった英スピード社の競泳用水着「レーザーレーサー(LZR RACER)」だが、これはアメリカ航空宇宙局(NASA)など多くの機関や専門家が協力して開発した「魔法の水着」。今年に入り、この水着を着用した選手が世界記録を続発。「史上最強スイマー」とも称される米国のマイケル・フェルプス選手、日本の北島康介選手が世界新をマークした。

世界の動きを受けて、スピード社を水着公認メーカーとしていなかった日本でも、同社製品の使用許可を求める動きが活発化。当初は首を縦に振らなかった日本水泳連盟も、6月10日には「国際水泳連盟公認水着の着用を認める」として、事実上、スピード社の水着が解禁されただ。

こうした流れを受けての、中国でのレーザーレーサー解禁。各国と同じ土俵に立ち、母国開催の五輪に万全体制で臨む。(翻訳・編集/愛玉)