2017年11月22日、中国のポータルサイト・今日頭条にこのほど、日本が好きすぎるあまり自宅の内装をまるまる日本風にしてしまった重慶市の若者について伝える記事が掲載された。

中国ではマンションなどがコンクリート打ち放しの状態で販売されていて、購入後に自ら内装の方針を決め、業者に手配するのが一般的だ。

そのため内装を工夫する余地は大きいが、記事によると、この若者は日本を旅行した際に伝統的な日本の住宅スタイルに魅せられ、帰国後に自宅の内装を日本風にしたという。

記事は、この住宅が、コンクリート打ち放しの状態から、玉砂利が敷き詰められた玄関や「テーブルにすしが並べられていそうな」ダイニング、畳敷きでふすまのあるベッドルームなどに変わるまでの様子を写真で紹介している。

この記事の反響は大きく、コメント欄には3000件を超える声が寄せられた。中には「売国奴だ」「中国風の住宅の何が悪い」「君が日本を愛することに反対はしないが、私が反日を叫ぶのにも反対しないでほしい」など、愛国・反日コメントもみられたが、「ここまでくれば見事というしかない」「機能的で暮らしやすそう」など、若者のこだわりぶりを評価する冷静な声も少なくなかった。（翻訳・編集/柳川）