2008年7月26日、中国最大のマーケティングリサーチ会社CTR市場研究公司（会社）が行った調査結果によると、クレジットカードに対する中国国内の顧客の信頼度は極めて低く、世界最低であることが明らかに。クレジットカード所有者の70．2％がカード使用に消極的であるという。経済専門紙「第一財経日報」が伝えた。

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CTR社金融研究総監の占向東（ジャン・シアンドン）氏はこの結果について「顧客獲得のために、各銀行は豪華景品をエサに消費者に契約を迫ってきたから」と分析。「このような集客方法は銀行側のリスクを増大させ、長期的に見ればクレジットカード業界全体の発展を阻害する」と指摘している。

中国のクレジットカード市場は極めて初歩的な段階にあり、多額の資金がポイント制度や景品などのサービス合戦で獲得した顧客へのカード発行に費やされているのが実情。業界関係者はこのような現状を打破するために、「各銀行は顧客のニーズや消費習慣に合わせた商品を開発し、一貫した販売促進活動を展開していくべきだ」と主張している。（翻訳・編集/本郷）