2008年7月29日、人民網によれば、北京オリンピック組織委員会が、北京オリンピック開催期間中の交通管理について記者会見を行った。会見に出席したのは、市公安交通管理局の王立（ワン・リー）副局長、北京オリンピック組織委交通部の于春全（ユー・チュンチュエン）部長、市環境保護局の杜少中（ドゥ・シャオジョン）副局長。

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一般市民が渋滞にあえいでいる中、オリンピック専用道路など交通規制を実施することについて記者から質問が出ると、王副局長は、オリンピック専用道路の設置は国際的な慣例であって、市交通部門も国際オリンピック委員会（IOC）に承諾していることだとした。専用道路は競技の運営にかかわる車両の移動を保障するため不可欠としたうえで、一般道路の渋滞原因はオリンピック専用道路の設置だけではないと述べた。

また現在は、車両数は全体的に減ってきており、車両の運行速度も徐々に上がってきているとし、現在の情況から、短期間の間に何らかの調整を行う必要はないと判断していると言明。オリンピックを目前に控え、専用道路の交通量は次第に増加しているが、専用道路は一般道路と比べて車速が速く、一般車両が進入すると事故の原因になりやすいとして、注意を促した。（翻訳・編集/岡田）