Record China 2018年8月8日(水) 11時20分
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荒唐無稽さで知られる中国の反日ドラマについて、ある座談会で北京大学の教授が批判した。写真は抗日作品の撮影現場。
2018年8月7日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)によると、荒唐無稽さで知られ、「抗日神劇」ともやゆされる中国の反日ドラマについて、ある座談会で北京大学の教授が批判した。
抗日戦争を題材に扱ったドラマは数多く制作されているが、北京大学歴史学部の宋成有(ソン・チョンヨウ)教授は日本の侵略戦争を扱った専門書籍の出版記念座談会において、「このような戦い方ができていたら、戦争に8年もかかっていないはずだ」と指摘。
さらに、当時の人々が強いられた苦難をただ娯楽化しただけで、一種の思考停止でしかないとし、「万が一、再び戦争をするようなことが起きても、このような精神状態では勝てるはずもない」と批判した。
中国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。
「やっと本当のことを言う人が出てきてくれた」
「抗日神劇を見ると、日本が中国で8年も持ちこたえたのは容易じゃなかったことが分かる(笑)」
「うちの母ちゃん、朝っぱらからテレビで抗日神劇を見ているよ」
「それにしても、なぜ抗日神劇ばかり増えたんだろう?」
「国家新聞出版広電総局が安全性の高いテーマと認めているからだよ」
「こういうドラマが検閲をパスしているということ自体が、政府の姿勢と価値観を表している」
「そこで問題。誰がどう審査しているのか、分かるかな?」
「そういうことを言うと目をつけられるぞ…」
「人の命を奪うデータ偽造薬品と国民の意識をまひさせる抗日神劇、どちらの罪が重いだろう?」
「究極の選択だな。でも、ドラマは見ても死なないからなぁ」
「抗日神劇を見ていると日本人に同情したくなってくるから不思議」(翻訳・編集/岡田)
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