2008年8月3日、EMI唱片（EMIレコード）と金牌大風公司（TYPHOON GROUP）が共同声明を発表。元EMIアジア地区総裁のノーマン・チェン（鄭東漢）氏率いる金牌大風公司が、EMIレコードの中華圏における全株式を取得して音楽コンテンツ事業を引き継ぎ、中国・香港・台湾をカバーする「金牌大風音楽集団公司」を設立することになった。NOWnews網が伝えた。

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香港メディアによると、新しい「金牌大風音楽集団公司」傘下には、中国の歩升大風音楽公司(PSH)、香港の金牌娯楽事業有限公司、台湾のEMIレコードなどが含まれ、海外資本から独立した純正ローカルの巨大音楽グループが誕生。その買収価格は、15億NTドル（約53億円）と言われている。

なお、所属アーティストとしては「TYPHOON GROUP」のサンディ・ラム（林憶蓮）、レオ・クー（古巨基）らはじめ、アーメイ（張恵妹）、ジョリン・ツァイ（蔡依林）、エルバ・シャオ（蕭亞軒）、デビッド・タオ（陶[吉吉]）、ショウ・ルオ（羅志祥）、アンソン・フー（胡彦斌）ら、中華圏を代表する人気歌手が新たに加わることになった。

ノーマン・チェン氏は香港の人気アーティスト、ロナルド・チェン（鄭中基）の父親。「香港エンタメ界の父」と呼ばれ、大手レーベル・香港寶麗金唱片公司（ポリグラムレコード）社長として、故テレサ・テンの日本進出を手がけた人物としても知られている。（翻訳・編集/Mathilda）