Record China 2017年12月4日(月) 11時50分
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2日、韓国の複数の動物保護団体が、平昌冬季五輪成功のため犬の食用禁止を求め声を上げた。資料写真。
2017年12月2日、韓国の複数の動物保護団体が、平昌(ピョンチャン)冬季五輪成功のため犬の食用禁止を求め声を上げた。韓国・聯合ニュースなどが報じた。
「全国動物保護活動家連帯」など韓国の3団体は2日、ソウル中心部の仁寺洞(インサドン)にある広場で声明を発表し、「平昌冬季五輪の成功のため、動物虐待と犬食という悪習を撤廃せねばならない」と訴えた。「韓国は世界で唯一、1万を超える犬農場が存在する国であり、毎年約200万頭の犬たちが食用として犠牲になっている」と説明し、「動物虐待の温床である犬農場・犬市場を撤廃し、犬食を法で禁止すべき」と主張した。
さらに、およそ2カ月後に迫った平昌五輪を成功させるためには「世界の人々から非難を受けている動物虐待と犬食が終息されなければならない」とし、「犬・猫の食肉処理禁止こそが、五輪を10回行うことよりも国益および国家のイメージアップに必要だ」と訴えた。
韓国の犬食文化をめぐってはこれまでにも海外から批判や懸念が上がった例があるが、韓国国内では、犬食を古くからの文化と捉え肯定的にみる意見と、動物愛護の観点などから反対する意見の両論があり、ネット上でもたびたび議論になっている。
今回は「大会成功のためにも」と五輪を前に団体が声を上げた形だが、これを報じた記事にコメントを寄せたネットユーザーたちは「犬肉と五輪の成功には何の関係もない」「誰も気にしてないことをなぜわざわざ騒いで話題づくりをするのか」と、団体の姿勢に反対のようだ。
他にも「犬肉を食べなかったからって平昌五輪が成功するの?」「平昌が盛り上がってないのは犬肉のせいじゃないでしょ。それより宿や飲食店、タクシーのぼったくり料金をどうにかしてみたら?」との声や、「平昌成功のためというなら、成功しなくて結構!」と極端な意見も。
また、「犬肉だけ禁止するのはなぜ?」「そんなデモをしなくたって犬肉の消費は減ってるし、保護するなら鶏や豚、牛も対象にすべきでは?」「動物保護団体じゃなくて犬猫保護団体じゃないか」など、犬食反対への反論としてよく聞かれる指摘もやはり多数寄せられた。(翻訳・編集/吉金)
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