<北京五輪・関連>サッカー代表に「レッドカード禁止令」―中国

Record China    2008年8月9日(土) 10時30分

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7日、低迷に苦しむサッカー中国代表が、北京五輪参戦に際し、「不必要なレッドカードを食らうな」という命題を突きつけられた。写真は1日、遼寧省瀋陽市で最後の調整を行うサッカー中国代表。

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2008年8月7日、北京五輪を目前に中国全土が熱狂する中、人気トップを誇るはずの競技・サッカー周辺には低調な空気が流れている。代表チームの命題は「不必要なレッドカードを食らうな」であるという。京華時報の報道。

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中国では国民的人気を誇るサッカーだが、近年の中国代表チームの低迷は激しい。今月6日に発表された最新FIFAランキングでは97位と史上2番目の悪成績を記録したほか、最近では監督とサッカー協会の内紛、ラフプレーの横行、八百長疑惑など多くの問題に取り囲まれ、国内のファンからも苛立ちの声が挙がっている。今年2月に開催されたサッカー東アジア選手権の日中戦では、実況中継者が思わず「プレーが、技術が、意識が、あまりにも粗雑すぎる」と漏らしたほどなのだ。

そんな重苦しい空気を跳ねのけるように、五輪代表チームは長期にわたる集中トレーニングに励んできた。にも関わらず、選手による異性スキャンダルや自動車事故などのトラブルが続き、選手らも相当精神的なプレッシャーを感じていることは否めない。そんな中、発令された「レッドカード禁止令」。

代表チームのコーチの1人によれば、今回の代表チームには国際試合経験の乏しい選手が多く、いざ彼らが本番に臨めば、地元ファンの煽りも受けて冷静さを失いやすいことが想定されるという。念には念を入れ、相手選手の挑発に乗らないこと、不公平と思われるジャッジが下っても熱くならないことなど、選手らには繰り返し指導している。特に「無駄なレッドカード」には目を光らせており、「不必要なレッドカードを食らうな」が至上命題だという。(翻訳・編集/愛玉)

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