少数民族人口の7割、44民族対象に地方自治体を確立―中国政府

Record China    2008年8月18日(月) 8時26分

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8月16日、中国にある55の少数民族のうち44の民族が地方自治体(自治区、自治州、自治県)を確立。1億人以上いる少数民族の7割が自治体を確立したことになる。写真は06年12月、福建省泉州市で開催された少数民族伝統運動会の様子。

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2008年8月16日、国家民族事務委員会の呉仕民(ウー・シーミン)主任は「中国少数民族人権事業発展に関する記者会見」を開き、中国の55の少数民族のうち44民族が「民族地方自治体(自治区、自治州、自治県)」を確立し、1億人以上いる少数民族人口の7割以上に自治体が確立されたと発表した。

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呉氏はさらに「中国の民族区域自治は民族問題を解決するための基本政策であり、国家の基本政治制度」だと説明。この制度は1954年に成立し、民族自治行政単位を省に匹敵する自治区、直轄市相当の自治州、県と同等の自治県の3クラスに分けている。

中国では現在5つの自治区と30の自治州、120の自治県が存在。それぞれに一般の行政単位と同様の自治権を有している。中国にはこのほかに1100以上の「民族郷」があるが、これは民族区域における自治制度を補助するもので、正式な「民族自治地方」ではないとのこと。(翻訳・編集/本郷)

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