この冬出掛けたい海外旅行先を聞いた韓国のアンケート調査で、日本の都市が1位に選ばれた。韓国・ニューシスなどが11日付で報じた。

オンライン調査会社のPMIが韓国の20-50代の男女2418人を対象に行ったアンケート調査の結果、札幌が全体の24．6％の票を獲得し「2017年の冬に最も行きたい海外旅行地」に選ばれた。ニューシスは札幌を「冬を満喫できる代表的な冬の旅先」とし、毎年2月に同地で行われる「さっぽろ雪まつり」について「札幌を訪れる旅行者にとって必須コースだ」と紹介している。

札幌に次ぐ2位はオーストラリア・シドニー（17．4％）。札幌とは反対に、「冬の寒さから逃れたい」という人たちの票を集めたようだ。3位も気候が温暖なハワイ・ホノルル（16．7％）だった。

4位以下は香港（16．2％）、スイス・アルプス（13．9％）で6位に名古屋（13．3％）が入り、チェコ・プラハ（13．2％）、フィリピン・ボラカイ（12．9％）、カナダ・ケベック（12．3％）、台湾・台北（10．2％）と続いた。

なお、「この冬海外旅行に出掛ける意向がある」と答えた人は全体の38．8％で、中でも50代ではこの割合が46．9％と最も高かった。

一方、韓国の旅行会社・チャムチョウン旅行が10日発表した「今年のクリスマスに人気の海外の旅先」でも、日本が他の国を抑え1位に入った。同社で旅行などを予約し今年のクリスマス当日に海外に滞在する旅行者の数をランキングしたもので、日本に次いで2位はベトナム・カンボジア、3位中国（香港を除く）、4位フランス、5位香港の順となった。

日本は2017年の年間を通し韓国人観光客に人気の旅先となっているが、クリスマス期間には北海道や大阪、九州に出掛ける人が多いという。九州の中でも由布院温泉の名が挙がるなど、日本では特に温泉地への注目度が高いそうだ。（提供/Bridge・編集/Minami）