Record China 2017年12月12日(火) 19時0分
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12日、15年に起きた靖国神社の爆発音事件で懲役4年の刑を宣告され府中刑務所に服役中の全昶漢受刑者の母親が、「息子が刑務所で深刻な人権侵害を受けている」と訴えた。写真は靖国神社。
2017年12月12日、15年に起きた靖国神社の爆発音事件で懲役4年の刑を宣告され府中刑務所に服役中の全昶漢(チョン・チャンハン)受刑者の母親が、「息子が刑務所で深刻な人権侵害を受けている」と訴えた。韓国・聯合ニュースなどが報じた。
母親のイさんは12日、韓国の地方警察本部で会見を開き、「今月4日に息子と面会したところ、刑務官たちからの暴言や暴行に苦しめられて目も開けられず、右腕も使えない状態だった」と主張した。「刑務官が真夜中にムカデを息子の部屋に放ち、息子が腕を刺された」こともあったが、治療を受けさせてもらえなかったという。
またこの他にも、日々与えられた作業をこなせなかったという理由で暴行を受け、他の受刑者からは繰り返し暴言を浴びせられていると話した。さらに、こうした問題について「駐日韓国大使館と日本政府に書面で抗議したが、何の返事もなく無視された」とも訴えた。
韓国の法務部関係者は、この問題について「全受刑者の国内刑務所への移管手続きを進めている」とし、「在外自国民保護の意味で、手続き履行を急ぐ」考えを明らかにした。
イさんの悲痛な訴えを受け、韓国のネットユーザーからは「大使館や領事館の人間はいったい何をしているんだ?」「大使館員は日本の顔色をうかがっているのかも」「こんな大使館ならない方がまし」など、韓国政府の対応に怒りの声が上がっている。
また「事実かどうかを確認して、日本政府に抗議すべきだと思う」「これが事実なら、韓国の刑務所にいる日本人も同じような目に遭わせてこそ平等だ」といった主張も。
中には、神社に爆発物を設置した全受刑者を「テロリスト」と呼び「テロリストの分際で人権?」「因果応報。あなたの息子は犯罪者なんですよ」と冷ややかな声もあったが、少数にとどまった。(翻訳・編集/吉金)
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