中国で韓国車の売り上げが激減、「このままでは他の産業も淘汰される」と中国メディア

Record China    2018年12月4日(火) 6時0分

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2日、鳳凰網は、中国で韓国車の売り上げが激減しており、その他の分野でも中国の脅威に直面していると伝えた。写真はヒュンダイ。

2018年12月2日、鳳凰網は、中国で韓国車の売り上げが激減しており、その他の分野でも中国の脅威に直面していると伝えた。

記事は、「かつて中国の自動車市場を風靡した韓国車だが、今ではその影もない。乗用車市場情報聯席会が発表したデータによると、今年1月から9月までのヒュンダイの販売台数は52万5600台で、年間販売目標90万台の58.4%しか達成してない。これは昨年同期の54万8800台と比べても4.2%減少している。これは最盛期に100万台以上の販売台数だったのと比べると大きな落差だ。ヒュンダイは13年が103万台、14年が116万台、15年が106万台、16年が114万台を販売していた」と伝えた。

売上不振の原因については「韓国の政策の影響を受けたことは周知の事実だ」と指摘。これは、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備を指している。このため、北京ヒュンダイは17年から値下げセールを実施し、今年4月には前年同期比で100%増の販売台数となったものの、ソナタやヴェルナなど、ヒュンダイの主力車の販売状況は芳しくないという。

記事は、この理由としてTHAAD問題のほかに「向上心がないこと」も大きく関係していると分析。当初は高いコストパフォーマンスである程度の販売数を確保したものの、最近では品質問題が指摘されている。中国経営報の統計によると、今年1月以来、北京ヒュンダイとヒュンダイ自動車はリコール届出を5回出しており、ヒュンダイのツーソンと輸入の起亜車を合わせると、リコール対象は50万台以上に上るという。

また、「モデルチェンジが遅いため、消費者のニーズをつかめていない」とも分析。同聯席会が発表したデータによると、ダイムラーやBMW等の主要自動車メーカー20社のうち、ヒュンダイの研究開発への投入規模は19位で、売上のわずか2.58%だったという。

記事は、「ヒュンダイが中国市場で陥っている困難は、韓国の多くの産業が国際市場で直面している問題の縮図だ。中国製造業の台頭により、韓国の支柱産業の多くが大きな競争圧力に面するようになっている」と指摘。韓国・亜洲経済によると、韓国経済研究院は「韓国の主要な8種類の輸出産業(半導体、石油化工、船舶、自動車、石油製品、無線通信設備、ディスプレイ、鉄鋼)のうち、船舶以外は3年後に優位性を失い、中国からの巨大な脅威に直面する」と分析した。

記事は、「韓国はかつてハイエンド製品で国際市場を独占したが、韓国企業は『過去の栄光で生活すること』から抜け出さないならば、多くの消費者からの支持は得られず、残酷な市場に淘汰されてしまうだろう」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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