2008年8月25日、中国新聞社（電子版）は日本の通信社からの転電として、24日の北京五輪閉会式で上映された次回開催国・ロンドンのPR映像に、英国の連続殺人犯の肖像画が映っていたと報じた。英首相官邸は「極めて低俗。使用すべきではない」と厳しく非難している。

【その他の写真】

この肖像画は60年代に起きた残忍な児童連続殺人事件で終身刑の宣告を受け、02年に獄中で死亡した故マイラ・ヒンドリー元受刑者をモデルにした前衛的な芸術作品。ロンドン市内の画廊で展示されていた画面が、映像の中に一瞬だがはっきりと映っていた。

英国メディアによると、ロンドン観光局はこの件について「このPR映像は、過去数年間にわたり上映されてきたが、これまでは1度も指摘を受けたことがなかった」と釈明。「不適切な部分があれば、即刻削除する」との考えを示しているという。（翻訳・編集/NN）