中豪対立エスカレート、中国人留学生への差別・暴力事件多発、中国総領事館が注意喚起―中国メディア

Record China    2017年12月19日(火) 22時40分

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19日、中国の在メルボルン総領事館は、オーストラリア各地で中国人留学生に対する差別・暴行事件が多発しているとして、これから同国に留学する中国人に対し、滞在中の安全に注意するよう呼び掛けた。写真はメルボルン。

2017年12月19日、中国新聞網によると、中国の在メルボルン総領事館は、オーストラリア各地で中国人留学生に対する差別・暴行事件が多発しているとして、これから同国に留学する中国人に対し、滞在中の安全に注意するよう呼び掛けた。

米華字メディアの多維新聞によると、オーストラリアのターンブル首相は5日、中国を念頭に、外国勢力による政治介入を防ぐため外国からの政治献金を禁止すると発表した。これに中国外交部の報道官が8日、ターンブル首相の発言を「オーストラリアの一部メディアの無責任な報道に、無原則に迎合するもの。中国に対する偏見に満ちている」などと批判。ターンブル首相もすかさず9日、「現代中国は1949年に建立された。当時の中国には『中国人民站起来了』との言い方が発生した。これは『中国人民は立ち上がった』を意味し、主権の表明であり、誇りある言い方だ」と中国語を交えて語り、「ならば、ここでわれわれも言わねばならない。『澳大利亜人民站起来了』『オーストラリア人民は立ち上がった』」と応酬するなど、両国の対立がエスカレートしている。(翻訳・編集/柳川)

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