韓国初の2階建て通勤バス、乗客の安全を脅かす欠陥だらけで苦情相次ぐ=「韓国には合わない」「大事故が起きるまで放っておくの?」―韓国ネット

Record China    2017年12月21日(木) 22時30分

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20日、韓国メディアによると、韓国京畿道は路線バスの通勤時間帯の混雑問題を解決するため、韓国初となる2階建て車両を導入し運行している。しかし、相次ぐ欠陥が原因で乗客らの安全が脅かされているという。資料写真。

2017年12月20日、韓国・聯合ニュースTVによると、韓国京畿道は路線バスの通勤時間帯の混雑問題を解決するため、韓国初となる2階建て車両を導入し運行している。しかし、相次ぐ欠陥が原因で乗客らの安全が脅かされているという。

2階建てバスの運転手によると、最近、運行中に2階の窓ガラスが突然割れる事故が発生した。固定装置を設置せずに窓ガラスに穴をあけ、換気窓を作ったことが原因だったという。このように、外部からの衝撃以外の原因で走行中に窓ガラスが割れる事故が何度も発生している。さらに、2階建てバスは冷暖房も正常に作動せず、冬のバスの中はまるで冷凍庫にいるような寒さだという。

京畿道は首都ソウルと近郊を結ぶバスの混雑を緩和するため、定員73人の2階建てバスを導入し、運行している。高速道路を走るにもかかわらず、これまで通勤時間帯や終バスでは立って乗らざるを得ない客も多かったという。京畿道が導入したバスは全て輸入産で、車体の高さが4メートルに制限される韓国の法律に合わせて特別製造したもの。そのため、車両は頻繁に故障するものの部品の調達が追いつかず、バス会社や乗客から苦情が相次いでいるという。バス会社関係者は「故障が多い上、割れたガラスの修理に2〜3日かかるため損害が大きい」と話した。

これについて、韓国のネットユーザーからは「韓国の環境に2階建てバスは合わない」「本当に必要なの?」「通勤時間帯以外はガラガラのバスを見るとため息が出る」「運転が荒くてせっかちな韓国人には合わない。2階の客が降りる前に出発するし、スピードの出し過ぎで2階の揺れが尋常じゃない」など2階建て車両の必要性に疑問を示す声が寄せられている。

また「税金の無駄遣い。京畿道知事の全財産を没収してほしい」「知事は何をしている?大事故が起きるまで放っておくつもり?」「国産を使えばいいのになぜ外国から輸入した?知事の人間関係を調査するべき」など京畿道知事への批判的な声も多い。

一方で「実際に乗ってみたけど快適だったよ?外国を旅行している気分だった」「最初だから仕方ない。少しずつ改善していけばいい」などと主張する声もみられた。(翻訳・編集/堂本

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