Record China 2008年9月20日(土) 8時38分
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19日、「中国人実習生への虐待事件」の報道で、日本側企業の搾取や不正にスポットがあたる中、中国側の派遣仲介企業にも搾取構造など「3つの悪」が存在しているという。写真は05年5月に摘発された北京の悪徳留学斡旋会社。
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2008年9月19日、「中国人実習生への虐待事件」の報道で、日本側企業の搾取や不正にスポットがあたる中、中国側の派遣仲介企業にも搾取構造など「3つの悪」が存在しているという。「中国新聞網」が伝えた。
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1つ目は「無資格」。中国にある派遣仲介企業の中で、海外派遣の正式な資格を取得しているのは約1500社。そのうち約240社が日本への派遣資格を有し、これらの企業は関係部門に対し150万元(約2250万円)程度の保証金を積んでいるという。しかし無資格業者も多数存在し、様々な手口を使って暴利を貪り、一旦問題が発生すると会社丸ごと失踪するケースも多い。
2つ目は「カラ手形」。中国国内で募集した際の労働条件や生活環境などと実情が大きく違ったり、今回の事件のように派遣先企業が全く違うケースも散見される。高待遇や好条件を提示して、多くの人材を募集し仲介料を稼ぎ、派遣後は一切関知しない「野となれ山となれ式」の無責任経営も目立つ。
3つ目は「法外な仲介料」。海外へ働きに出る場合、中国では派遣仲介企業に仲介料を支払うのが一般的だが、法定料金の数倍の金額を要求するなど、応募者の弱みに付け込む企業も多く存在する。
業界関係者は、「中国の悪徳仲介業者に騙されないことが円満な海外研修や実習を実現する最初の関門」と注意を呼びかけているという。(翻訳・編集/HA)
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