<汚染粉ミルク>キャリア・ママがSOS!乳母の需要が急増―上海市

Record China    2008年9月21日(日) 9時12分

拡大

19日、中国産粉ミルクの品質問題発覚で、母乳が出ない、仕事で授乳できないという母親から家政婦派遣会社に乳母の派遣依頼が相次いでいる。写真は問題の「三鹿」メーカーの粉ミルク。

(1 / 4 枚)

2008年9月19日、上海青年報によると、中国産粉ミルクの品質問題発覚で、母乳が出ない、仕事で授乳できないという母親から家政婦派遣会社に乳母の派遣依頼が相次いでいる。しかし、乳母の健康問題懸念などで人選が難しく、多くの派遣会社は乳母の派遣に難色を示しているという。

その他の写真

依頼者の多くは仕事で忙しいホワイトカラーの女性。中国では出産後しばらくして職場復帰し、子どもを両親やベビーシッターなどに預ける母親が少なくないため、粉ミルクの需要が高い。しかし、今回の汚染粉ミルク事件の影響で母乳に切り替える母親が続出、乳母の需要も急増している。輸入粉ミルクが高すぎることも背景にあるという。

しかし、乳母に万一健康上の問題があった場合や子どもの体調に影響が出た際の責任問題などから、乳母の派遣を行わない家政婦派遣会社は少なくない。乳母の派遣に積極的な派遣会社も、「新鮮で安全な母乳を持つ乳母が求められるため、適当な人材がなかなか見つからない」と話す。

婦人科の専門家は、仕事で忙しい母親は搾乳機で搾った母乳を冷蔵もしくは冷凍保存するよう提案している。(翻訳・編集/汪葉月)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携