失われた記憶よみがえる!友情が起こした奇跡―江蘇省揚州市

Record China    2008年9月22日(月) 19時16分

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20日、揚子晩報は脳溢血により記憶を失った大学生が、教師や同級生の友情により奇跡的に記憶を回復しつつあると報じた。写真は揚州大学。

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2008年9月20日、揚子晩報は脳溢血により記憶を失った大学生が、教師や同級生の友情により奇跡的に記憶を回復しつつあると報じた。

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唐(タン)さんは江蘇省揚州市にある揚州大学の学生。貧困家庭に生まれながらも苦学を続け、見事に大学に入学。学生起業し今ではインターネットショップ、ファーストフード店を経営する実業家。学校でも成功者として知られていた。

順風満帆だった唐さんに悲劇が襲ったのは今年7月18日のこと。突然脳溢血で倒れたのだ。悪いことは続くもので、治療費を必死でかき集めていた母親は心労がたたり突然死してしまった。

苦境を救ったのが学校の友人たちだった。大学主導で募金が行われ4万元(約60万円)近い寄付が集まった。友人たちが支えたのは金銭面だけではなかった。脳溢血の影響ですべての記憶を失ってしまった唐さんを助けようと、みんなで唐さんに関する思い出をつづった日記を書き上げたのだ。

毎日同級生が代わる代わる病室を訪れ日記を読み聞かせるうちに奇跡が起こった。最初はまったく反応を示さなかった唐さんが記憶を取り戻し、簡単な会話が出来るまでに回復したという。奇跡を起こした日記。それは単に過去を記したのでなく、同級生、教師たちの友情と真心の結晶だったのだろう。(翻訳・編集/KT)

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