世界最大!マッコウクジラの完全標本が完成―山東省威海市

Record China    2008年9月29日(月) 8時4分

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27日、今年1月に山東省威海市の海岸に打ち上げられたマッコウクジラは全長19.6m、体重50.1t。このマッコウクジラの完全標本が完成し、10月に公開予定。写真は上海水産大学に展示されているマッコウクジラの標本。

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2008年9月27日、ニュースサイト「人民網」は、山東省威海市の海岸に今年1月20日に打ち上げられたマッコウクジラの完全標本が完成し、10月26日に公開されると伝えた。

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この種の漂着個体としては世界最大であるこのマッコウクジラは、全長19.6m、体重50.1t。展示するため、1200万元(約1億8000万円)を投じて同市劉公島に建設面積1600平方メートルの巨大な「鯨館」を建設。わずか7か月あまりの突貫工事だった。

劉公島管理委員会はこのマッコウクジラの標本を作製するために国内の専門家を招聘。骨格と表皮を別々に標本として作製した。完成した標本は世界的にも数々の新記録を樹立。保存状態が完璧であることと、表皮の切断面が3か所しかないこと、骨格の数が最も多いこと、作製期間が最短であることなどである。

鯨館の施設自体も国内の最新技術を導入。海洋生態環境を模した内装に多くの写真や映像資料を展示して、海洋科学を楽しみながら学べる施設になっている。また観光スポットとしての集客力も期待されるため、同市の観光業界も大きな期待を寄せている。(翻訳・編集/本郷)

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