北京大サイトにハッカー攻撃、清華大に続き教育制度を批判―中国

Record China    2008年9月29日(月) 13時52分

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26日、北京大学の公式サイトにハッカーが侵入。同校長の名義でニセの論文を発表したが、数十分後に大学側が発見し削除した。ニセ論文は現行の教育制度を痛烈に批判するものだった。写真は北京大。

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2008年9月28日、北京大学の公式サイトは27日声明文を出し、26日深夜に同サイトがハッカーに侵入されたと発表。地元紙「京華時報」が伝えた。

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同声明によると、ハッカーは26日午後11時9分に北京大学公式サイトに侵入。許智宏(シュー・ジーホン)同大学校長名で「現在の大学はむしばまれている」という題の論文を発表した。その内容は「中国の高等教育体制は改革が必要」「伝統的な道徳教育を強化せよ」「無能無益な教授どもを大学から追放せよ」というもので、現行の教育体制を痛烈に批判するものだった。

このニセ論文は数十分間サイト上にあったが、当直の担当者が発見しただちに削除した。同大学はこのハッカー行為について「悪意ある攻撃」とみなし、強く非難している。同様の事件が先月、清華大学でも発生。8月24日夜に清華大学公式サイト上に同大学校長の名で、同じく教育制度を批判する記事が掲載された。この時は、校長が記者の取材に対し「現在の大学は人材を育てるという教育目標をすでに見失っている」と発言したように捏造した架空の記事をサイト上に発表している。

北京大学インターネット技術部は、このハッカーの身元割り出しに懸命になっているが、清華大学のハッカーと同一犯かどうかは、まだわかっていない。(翻訳・編集/本郷)

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