ダライ・ラマ特使、月末に中国と8回目の会談―米ラジオ

Record China    2008年10月8日(水) 11時19分

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7日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の特使が10月末に北京で中国政府と第8回目の会談を行うという。だが、ダライ・ラマ側は「対話による進展」に失望感を露わにしているようだ。写真はチベットのポタラ宮。

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2008年10月7日、米国の海外向けラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国語版サイトは、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の特使が10月末に北京で中国政府と第8回の会談を行うと報じた。だが、ダライ・ラマ側は「対話による進展」に失望感を露わにしている。

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記事では、今回の対話について、チベット亡命政府の議員は「双方が対話を続けることの重要性を認識することが大切」と述べたものの、具体的な進展については「あまり期待していない」との見方を示した。同議員によると、5回目の会談ではダライ・ラマの立場に理解を示していた中国政府が最近では態度を一変させ、再び激しい攻撃を展開するようになった。

共産党の歴史に詳しい中国人民大学の張同新(ジャン・トンシン)教授は、「ダライ・ラマが求めている“高度な自治”とは、つまり独立を意味している」と指摘。「もしダライ・ラマが全ての条件を放棄し、チベットに戻って宗教活動だけに専念するというのなら話は早い」と反論した。

ダライ・ラマの特使と中国政府は02年からこれまで、計7回の対話を行ったが、同議員は「今年7月の第7回目以降、ダライ・ラマは対話による進展は難しいと失望を感じている。そのため、11月か12月にチベットで幹部会議を開き、中国側との今後について話し合うつもりだ」と述べた。(翻訳・編集/NN)

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