Record China 2008年10月11日(土) 11時6分
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10日、安徽省宿州市の楊庄村を流れる奎河の汚染の影響で、村民が飲み水として利用している地下水までが汚染され、がん患者が増加するなど、50万人以上が飲料水問題に直面していることが分かった。写真は06年8月、安徽省巣湖市で行われた生活用水検査。
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2008年10月10日、「半月談」の報道によると、安徽省宿州市の楊庄村を流れる奎河の汚染の影響で、村民が飲み水として利用している地下水までが汚染され、がん患者が増加するなど、50万人以上が飲料水問題に直面しているという。
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調査によると、異様なにおいがする楊庄村の地下水にはフッ化物が国家基準の2倍以上含まれており、飲用には全く適さないという。しかし村民は長期にわたって飲用水として利用し続けており、楊庄村保健所の責任者は「村人には肝臓がんや胃がんなど消化器系のがん患者が特に多い」と影響の深刻さを語る。
汚染元は奎河上流の江蘇省徐州市の工場廃水と生活廃水と見られており、ある医者は「奎河に近いほど悪性腫瘍の発生率が高く、500m以上離れると低くなる。最近は特に青年や壮年世代が死亡する例が増えている」と証言している。
宿州市では、地下水汚染の著しい地区で井戸を深く掘ることにより対処しているが、財政上の理由などで汚染全地域を対象としての対応は難しいとしており、住民はまだ当分の間汚染地下水を飲み続けなければならないという。(翻訳・編集/HA)
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