2008年10月13日、新華社系ニュースサイト「新華網」によると、オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は10日付コラムで、「中国のおかげで、世界的な金融危機のあおりを受けずに済んでいる」と報じた。

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コラムは、米国発の金融危機が世界中を揺さぶる中、オーストラリアは毎年10％前後の経済成長を続ける中国が大量に鉄鉱石を買ってくれることで、「おかげで難を逃れている。我々は中国に感謝しなければならない」と指摘した。オーストラリアにとって、中国は鉄鉱石の最大の輸出相手国。同国のラッド首相は6日、中国の温家宝（ウェン・ジアバオ）首相と電話会談を行い、「今後も高い需要が続くこと」を確認したという。ラッド首相は、「中国はオーストラリア経済の安定した発展の維持に、大きな役割を担っている」と述べた。

コラムによると、国際通貨基金（IMF）の専門家は来年のオーストラリア経済について、「マイナス成長を回避できる可能性が高い」と予測している。（翻訳・編集/NN）