<金融危機>相次ぐ工場閉鎖、家電メーカーも―広東省深セン市

Record China    2008年10月19日(日) 16時7分

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17日、香港の玩具生産メーカー大手、合俊集団が広東工場を閉鎖したのに続き、小型家電製品メーカーも20日に深セン工場を閉鎖すると発表。これにより香港と中国で雇用していた1750人が失業する。写真は閉鎖した合俊集団の広東工場。

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2008年10月17日、小型家電製品を製造する香港のバルダンは、深センにある同社子会社の数か月に渡る赤字経営、資金繰りの悪化により、20日に深セン工場を閉鎖すると発表した。これにより香港と中国で雇用していた1750人が失業することになる。18日付で英BBC放送中国語版が伝えた。

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バルダンは製品の大多数をヨーロッパ、北米、アジア、中東、オーストラリアやニュージーランドに出荷している。バルダンによれば、子会社の債務が返済できなければ、倒産の可能性もある。

先日玩具OEM(相手先ブランド)生産メーカーの合俊集団が広東省東莞市の工場2か所を閉鎖したばかり。地方政府は数日中に未払い給与を立て替えることを承諾し、当局が18日、2工場の全労働者に8月分の給与を支払ったことで、ようやく事態は落ち着いた。

労働コストと人民元相場の上昇、米欧市場の縮小など経営に不利な要因が累積し、広東省では相次いで大型工場が閉鎖する事態となっている。梁君彦(リアン・ジュンイエン)香港工業総会栄誉主席は、珠江デルタにある1万以上の工場が閉鎖に追い込まれるだろうと見ている。世界全体の購買力が低下している中、中小企業はここ1、2年の間に注文が大幅に減少し、持続的に工場閉鎖の事態に追い込まれようと述べた。(翻訳・編集/中原)

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